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ニュース2021.02.16
2021年2月9日(火)、COI東北拠点シンポジウムをオンライン形式(Zoomウェビナー)で開催しました。今年度のシンポジウムは、参画企業であるカゴメ株式会社、オムロンヘルスケア株式会社との共催で、「未来社会のライフスタイルと“食”の健康イノベーション ~ヘルスケアの未来に向けた取り組みと今後~」をテーマに設定し、当日は延べ人数で約400名の企業や大学関係者、自治体関係の方々にご参加いただきました。
和賀巌拠点長(PL)・末永智一研究統括(RL)からの『COI東北拠点の推進するBUB体制と「食」を通じたイノベーションの実現』と題する基調報告の後、基調講演として、カゴメ株式会社 山口聡代表取締役社長から『健康寿命を延ばす「野菜の会社」に向けたカゴメの活動』、また、オムロンヘルスケア株式会社 技術開発統轄部R&Dフェロー志賀利一様から『オムロンヘルスケアの目指す高血圧医療の取り組み』についてお話いただきました。続いて、東北大学 東北メディカル・メガバンク機構の寳澤篤教授、小暮助教より『東北大学による登米市等における活動報告』(ナトカリ啓発)についての発表がありました。
続く第二部では、ゲスト登壇者によるパネルディスカッションが行われました。参画企業である株式会社フューチャーセッションズの有福英幸社長のモデレータのもと、「これまでの実績を通したCOIの社会的な意義は?」「次の社会をどう見据えているか?」などの論点でビジネスの立場、大学側の立場から率直な意見が出され、活発な議論が展開されました。また、参加者の方々からもQ&A機能を介して質問が寄せられ、タイムリーな意見交換の場となりました。
なお、閉幕後のアンケートでは、「地方地域の協力を得られると研究がずっと進むということがよくわかりました。大学が社会とつながる試みが続いて欲しい」「ナトカリの動き、ナトカリ計のすばらしさを実感しました」「疾病予測が実行フェーズに入っていることが確認され、嬉しく感じました」「バックキャスティングで描いた目標に向かって着実に歩みを進めており、今後のさらなる進展が期待されると思います」など、沢山の好意的なご感想を頂戴しました。今後の拠点活動に活かしていきたいと思います。
カゴメ株式会社 代表取締役社長 山口聡様
オムロンヘルスケア株式会社 技術開発統轄部 R&Dフェロー 志賀利一様
左から北海道大学COI 吉野正則(PL)、COI東北拠点 井上久美RL補佐、立命館大学COI 田中孝英(PL)、COI東北拠点 和賀 巌拠点長(PL)、山梨大学大学院 田中佑治 特任准教授、COI東北拠点 末永智一研究統括(RL)、株式会社フューチャーセッションズ 有福英幸社長、弘前大学COI 中路重之拠点長(PL)
東北大学 メディカル・メガバンク機構 予防医学疫学部門 寳澤 篤教授、小暮 真奈助教