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ご挨拶

皆さんはどんな健康社会を理想としますか?

我々の拠点が思い描く10年後、20年後の未来のありたい社会像は、「誰もが人生のどのステージでも、共に暮らし、働き、遊べることで、主体的に生き生きと暮らせる社会」です。このビジョンは300人を超える人たちとの議論から生まれました。我々は身体機能や健康状態の差が人と社会との分断を生んでいる現状に心を痛めております。そこでこのビジョンには、皆が地球と共存し、そのうえで「大切な人とつながっていたい」、人生のどのステージでも「ワクワクする自己実現をしながらご機嫌でいたい」という気持ちをこめています。そのありたい姿を達成するために、この拠点では様々な組織が自身の強みを持ち寄り、バリューチェーンを作り上げることによって、知とお金の循環を作ることで日本を持続可能性のある社会に変えていきたいと考えています。そして世界に向けて日本発の「みえる」を起点にしたウェルビーイングな社会を広めていきたいと思います。

この拠点の構築するイノベーションプラットフォームによって、生活がすべて包括され、緩くつながることで、一企業、一研究者だけではできなかったことを、「共創」を通じて、常に社会実装に繋がる新規事業を作り出していきます。これまで敷居が高く思われがちであった大学を脱却し、公平な場所として、どなたに対してもその門戸を広く開放し、ダイバーシティあふれる活動の場を提供したいと考えています。

ぜひ、我々自らが変わることによって、未来の子供たちに誇れる社会を構築できればと思います。

我々の活動に興味を持たれた皆さまのCOI-NEXTへのご参画を心よりお待ちしております。

産業界から選出された副PLとしてご挨拶申し上げます。

私自身、企業の経営企画やイノベーションを経験してきた関係から、諸外国における産学連携から創出されるイノベーションを見てきましたが、現在の日本の産学連携は決して満足のいくものではないと考えています。日本の産学連携は「なかなか社会実装に繋がらない」と言われますが、それは産学連携を企業の研究開発部門に任せっきりになっていることも一つの課題になっていると感じております。本拠点のビジョン達成へ向けて、産業界からよりハイレベルのコミットメントを引出し、我々産業界が得意とするところのExecution、Finance、Governanceの3点を中心に推進力を出していきたいと考えます。

我々のビジョンに共鳴し社会実装へ向けてご一緒頂けるアカデミアの皆さま、産業界の皆さま、ご参画を心よりお待ち申し上げます。

プロジェクトの概要

「みえる」からはじまるエンパワーメント

10~20年後の未来のありたい社会像は、「次世代の子供たちに誇れる、誰もが人生のどのステージでも、共に暮らし、働き、遊べることで、主体的に生き生きと暮らせる社会」である。

我々は世界でも類のない「みえる」からはじまるエンパワーメントを特徴とした学際的なアプローチにより、グローバルな社会課題を世界に先駆けて解決しながら社会変革を推進していく。それにより、「みえる」を起点に様々な人の課題も解決する。

具体的には、①視覚障がい者がテクノロジーなどを介して「みえる」ようになることで、自立して社会貢献し、QOLを高め人と社会とつながる、②病気になるリスクを有する健常人が、普段気付かない不調や悪化の兆候等が「みえる」ようになることで、将来の疾患を未然に防いでQOLを維持し、人と社会がつながる、③不調が原因で行動制限がかかる人が、行動変容の継続に必要なことが「みえる」ようになることで、自己のモチベーション向上と他者とのコミュニケーション促進を通じてQOLを高め、社会とつながる。

このようにして、「みえる」からはじまるエンパワーメントは、誰に対しても外界・社会からの情報を最適に取得・活用することを可能とし、人とのつながりと自己実現を達成させてダイバーシティにあふれるインクルージョンを踏まえた、新たな社会を創造する最適解であると我々は考えている。

組織図

ターゲットと研究開発課題

メンバー

アクセス・お問い合わせ

所在地 〒980-0845
宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
レジリエント社会構築イノベーションセンター 206
 
国立大学法人東北大学 産学連携機構
イノベーション戦略推進センター 事務支援室
TEL 022-752-2186
FAX 022-752-2189
MAIL promo-innov-koho@grp.tohoku.ac.jp

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■仙台市地下鉄 東西線「青葉山駅」下車 約 3 分
 地下鉄東西線青葉山駅 南口より徒歩 1 分