Support
若手研究者が能力を最大限に発揮できるよう、
研究環境を整備し、イノベーション創出につなげます。
イノベーション創出のためには、若手研究者の柔軟で新しい発想が必要不可欠です。そのためCOI東北拠点では、若手研究者に対する支援を積極的に行っています。
若手研究者を中心としたワークショップを継続的に実施することで、今まで得られなかった新たな知見の発見とその研究開発へのフィードバックを行いつつ、JST(科学技術振興機構)による若手部会、COI2021会議のほか、COI東北拠点主催の「COI若手研究者アイデアソン合宿 in 仙台」などの活動を通じ、他拠点との連携も強化。そうして世界トップクラスの研究を行うことで、イノベーションを起こせる人材を育成し、かつその成果を社会に還元。そこからまた新たなイノベーション創出を目指せる環境を作っていきます。
現在、日本の若手研究者の不安定な雇用は社会的な問題にもなっています。たとえ任期付き研究者であっても、COI拠点活動を通じて、キャリアパスを確立していけるよう、さまざまな角度からの支援を行い、またこのような取り組みをCOI外にも広げていくことで、若手研究者がもっと安心しながらイノベーション創出に邁進できる社会を創り出します。
Future
若手の柔軟で新しい発想がイノベーションを起こす
未来の担い手を確立する取り組み
Global
世界トップクラスの研究を行い、その成果を社会に還元し、
イノベーションを起こせる人材を育成し、
イノベーション創出につなげる。
Career path
現在、社会的にも日本の若手研究者の不安定な雇用が問題となっており、任期付き研究者であっても、キャリアパスを確立してゆけるよう、支援を行う。また、そのような取り組みをCOI外にも広げる。
Support
若手が良い研究をしてキャリアパスを確立してその成果を社会還元
Activity
Researcher
甲斐 洋行
材料科学高等研究所
Researcher
元池 育子
東北メディカル・メガバンク機構
Profile
甲斐先生は、2015年4月からCOI東北拠点において材料化学・電気化学をベースとした、皮膚貼り付け型センサ・治療デバイスの開発を行っています。
皮膚は人体最大の臓器であり、外部からの生体の保護を果たすとともに、生体情報の取得や摂動付与(薬剤投与や電気刺激など)が可能な「生体と外部のインターフェイス」として機能しています。
その皮膚を介し、情報・物質の伝達を効率化するための材料を開発、生体への応用を展開するのが甲斐先生の現在のミッション。
「親水性の階層的パターニングによる汗収集フィルムの開発」について、花王科学奨励賞(花王芸術・科学財団)の受賞をはじめ、化学とマイクロ・ナノシステム学会 第37回研究会 優秀研究賞、第4回東北大学若手研究者アンサンブルワークショップ ポスター賞など、さまざまな実績を持ち、常にこの分野の先端を走りながら、各所でご活躍されています。
またCOI若手連携研究ファンドでは、2017年度に「細胞外ATPを指標とする皮膚がん診断・薬剤投与パッチの開発」、2018年度には「皮膚組織液による皮膚がん診断・薬剤投与パッチの開発」が採択され、COI拠点横断型のプロジェクトには共同代表としてご参加いただいており、さらにはCOI2021など、若手活動にも積極的に関わりながら、その独自かつユニークさに溢れるプレゼンテーションで、多くの人たちの心を惹きつけています。
Profile
元池先生は、東北メディカル・メガバンク准教授を務め、また情報科学研究科准教授としても活躍中。
ゲノム分野の急速な発展を肌で感じている、遺伝子技術を知る貴重な科学者の一人です。
COI若手連携研究ファンドでは、2018年度に採択された「からだにやさしいライフスタイル選択サポートの創造 -生物時計同調と快適睡眠で高める女子学生のQOL-」における「睡眠ホメオスタシスと月経周期からみた女子学生QOLとそのライフスタイル依存性」の東北大学側の課題代表者を務めるなど、COI東北拠点には無くてはならない存在と言えるでしょう。
女性固有の生理的機能の健康的な発達・維持に負担をかけないワークライフバランスの実現を支援する方法論・ツールの開発により、女性の快適なワークライフバランスの実現と、ライフロングな社会的コミットメントの機会の増加が期待されています。
さらに元池先生は、これまで生命倫理や次世代への影響と絡む分野のプロジェクトにも携わってきました。
遺伝情報を子どもに伝えられるかと葛藤したり、伝える際に個人的な思いを介在させて良いのかと悩んだりしながらも、「自分で決めてほしい」という思いを大切にしています。
いつも優しさを振りまきながらも、思考の深みを感じさせる元池先生のパーソナリティは、子育てなどで感じる葛藤と密接につながっているのかもしれません。
Researcher
甲斐 洋行
工学研究科
Profile
甲斐先生は、2015年4月からCOI東北拠点において材料化学・電気化学をベースとした、皮膚貼り付け型センサ・治療デバイスの開発を行っています。
皮膚は人体最大の臓器であり、外部からの生体の保護を果たすとともに、生体情報の取得や摂動付与(薬剤投与や電気刺激など)が可能な「生体と外部のインターフェイス」として機能しています。
その皮膚を介し、情報・物質の伝達を効率化するための材料を開発、生体への応用を展開するのが甲斐先生の現在のミッション。
「親水性の階層的パターニングによる汗収集フィルムの開発」について、花王科学奨励賞(花王芸術・科学財団)の受賞をはじめ、化学とマイクロ・ナノシステム学会 第37回研究会 優秀研究賞、第4回東北大学若手研究者アンサンブルワークショップ ポスター賞など、さまざまな実績を持ち、常にこの分野の先端を走りながら、各所でご活躍されています。
またCOI若手連携研究ファンドでは、2017年度に「細胞外ATPを指標とする皮膚がん診断・薬剤投与パッチの開発」、2018年度には「皮膚組織液による皮膚がん診断・薬剤投与パッチの開発」が採択され、COI拠点横断型のプロジェクトには共同代表としてご参加いただいており、さらにはCOI2021など、若手活動にも積極的に関わりながら、その独自かつユニークさに溢れるプレゼンテーションで、多くの人たちの心を惹きつけています。
Researcher
元池 育子
東北メディカル・メガバンク機構
Profile
元池先生は、東北メディカル・メガバンク准教授を務め、また情報科学研究科准教授としても活躍中。
ゲノム分野の急速な発展を肌で感じている、遺伝子技術を知る貴重な科学者の一人です。
COI若手連携研究ファンドでは、2018年度に採択された「からだにやさしいライフスタイル選択サポートの創造 -生物時計同調と快適睡眠で高める女子学生のQOL-」における「睡眠ホメオスタシスと月経周期からみた女子学生QOLとそのライフスタイル依存性」の東北大学側の課題代表者を務めるなど、COI東北拠点には無くてはならない存在と言えるでしょう。
女性固有の生理的機能の健康的な発達・維持に負担をかけないワークライフバランスの実現を支援する方法論・ツールの開発により、女性の快適なワークライフバランスの実現と、ライフロングな社会的コミットメントの機会の増加が期待されています。
さらに元池先生は、これまで生命倫理や次世代への影響と絡む分野のプロジェクトにも携わってきました。
遺伝情報を子どもに伝えられるかと葛藤したり、伝える際に個人的な思いを介在させて良いのかと悩んだりしながらも、「自分で決めてほしい」という思いを大切にしています。
いつも優しさを振りまきながらも、思考の深みを感じさせる元池先生のパーソナリティは、子育てなどで感じる葛藤と密接につながっているのかもしれません。