2022年5月31日(火)、未来社会健康デザイン拠点(DFHI)シンポジウム『~日常人間ドック2.0 and NEXT~』を開催いたしました。
オンサイトの会場(日本橋サイエンスビルディング)からZoomウェビナーで配信する形式で実施し、約250名の企業や大学関係者、自治体関係の方々にご参加いただきました。
本シンポジウムは、東北大学産学連携担当理事の植田拓郎理事の挨拶に始まり、続いてご来賓の梅原弘史様(科学技術・学術政策局 産業連携・地域振興課 拠点形成・地域振興室室長)、松田譲様(国立研究開発法人 科学技術振興機構 COIプログラム令和4年度加速支援 ビジョナリーリーダー)よりご挨拶を頂戴しました。
第一部では、COI東北拠点のプロジェクトリーダーを務めてきた和賀巌客員教授と、リサーチリーダーを務めてきた末永智一特任教授から「COI東北拠点の活動・成果の総括」と題する基調報告がありました。続いて、COI事業の成果紹介として、登米市の本間洋子様より、「登米市におけるナトカリ測定と行動変容の取り組み」についてお話いただきました。
その後、COI加速課題の紹介へと移り、東北メディカル・メガバンク機構の小暮真奈講師と経済学研究科の吉田浩教授から、「ナトカリ研究の今後の展開」について、檜森紀子准教授(医工学研究科)から、「データ連携の今後の展開」について、株式会社穴吹ハウジングサービスの穴吹忠裕様から、「日常人間ドック2.0の実用化に向けて」について説明がありました。
第二部では、招待講演として、株式会社Lively Up の小島辰弥様から「美容がきっかけで変わった!ココロと身体のヘルスケア」と題するご講演をいただきました。ユニークな内容に多くの方々が耳を傾けていました。
その後は、当拠点の拠点長である永富良一教授(医工学研究科)、副拠点長である中澤徹教授(医学系研究科)から、本拠点の紹介及び持続的プラットフォームの構築に向けた活動について説明いたしました。
続いて、本拠点で共にご活動いただいている企業の代表者・幹部の皆さまから、「未来社会健康デザイン拠点への期待」と題する応援ビデオメッセージをいただきました。
第二部後半では、「未来社会健康デザイン拠点を活用して産官学民でタッグを組んで実現できること」というテーマでパネルディスカッションが行われました。
仙台放送の寺田早輪子アナウンサーによるモデレートのもと、ロート製薬株式会社の青柳寿枝様、仙台市の千葉由美子様、イオン株式会社の後藤君子様にご登壇いただき、それぞれの立場から情報提供いただいた上で、小島様及び中澤教授も交えた討論を通じて、本拠点を活用したインクルーシブな社会を目指すヘルスケアに関する取り組みについて、ビジネスの立場、自治体の立場、大学側の立場から率直な意見が出され、活発な議論が交わされました。
最後に拠点長の永富良一教授から閉会の挨拶があり、シンポジウムは無事終了しました。
閉会後のアンケートでは、沢山のご意見やご感想をいただきました。未来社会健康デザイン拠点の今後の活動に生かしていきたいと思います。
詳細サイト:http://promo-innov.tohoku.ac.jp/dfhi/asset/dfhi_symposium_0427_2.pdf