未来社会健康デザイン拠点

2023年6月27日（火）、本拠点及びCOI-NEXT「Vision to Connect」拠点は、研究者、企業関係者、一般市民を含む約40名を対象に、「第1回未来ビジョン意見交換会」をオンラインで開催しました。

今回は「眼の健康維持のためのデジタルツールの活用可能性」をテーマとしました。具体的には、緑内障の早期発見と治療に向けた意見を集め、理解を深めることで、緑内障患者向けのアプリ開発に関する示唆を得るとともに、緑内障の啓発活動にもつなげることを目的としています。

中澤徹教授（東北大学医学系研究科/DFHI副拠点長/COI-NEXT「Vision to Connect」拠点プロジェクトリーダー）の挨拶後、緑内障専門医である石川誠准教授（東北大学医学系研究科）から緑内障に関する詳しい説明があり、続いて、３名のゲストスピーカーに、緑内障患者の視点から日常の困りごとや不安、関心事など、仕事や生活における様々な課題についてお話しいただきました。その後、日東メディック株式会社から緑内障アプリ開発の現状についての説明がありました。

後半は、Zoom会議のブレークアウトルームを使って、6つのチームによるグループディスカッションが行われました。参加者全員が、緑内障の予防や早期発見に向けた解決策、特にデジタル面でのサポートに焦点を当てながら、自身の意見や提案を述べました。最後に、それぞれのチームによる発表がありました。

このグループワークを通じて、今後のアプリ開発に役立つ示唆を得ることができたばかりでなく、メンバー間の意識共有がさらに進みました。本拠点及びCOI-NEXT「Vision to Connect」拠点では、今後も積極的に様々な対話の機会を設けていく予定です。