国際放射光イノベーション・スマート研究センター
● 早坂 忠裕 理事・副学長(研究担当)、矢島 敬雅 理事(産学連携担当)、村松 淳司 副理事(次世代放射光計画担当)、
高田 昌樹 総長特別補佐(研究担当)
「国際放射光イノベーション・スマート研究センター」は、本学の有する工学、理学、農学、医学、歯学、医工学、社会科学の多様な学問分野を横幹的につなぐ研究開発拠点として、本学青葉山新キャンパス内に建設される次世代放射光施設の活用を基にした研究力の強化を図るため、以下の4つのミッションを実施する。
1)新学術の創発と未踏研究領域の開拓
2)社会連携に基づく未来価値創造の支援
3)海外施設/大学との国際研究ネットワークの構築
4)世界トップレベルのグローバル・リーダーの育成
上記ミッションは、本学のビジョンである人類社会の発展に貢献する「世界リーディング・ユニバーシティ」(世界三十傑大学)の実現を目指した長期的視野に立つ基盤研究と経済・社会的課題に応える戦略的研究を強力に推進するものである。
さらに、人材育成の観点からも、クロスする学術領域を高い専門性で推進する次世代のグローバル・リーダー育成の役割を強化する。すなわち、本学の学術研究及び産学連携における国際的優位性を戦略的に活かし官民の研究開発拠点を集積させることで、真に「世界リーディング・ユニバーシティ」を目指す上で必要な世界最高水準の研究開発拠点を構築する。令和5年に予定されている次世代放射光施設の最初のビーム発射までに、「SOLEIL」のほか、海外の先行する3GeV放射光施設と国際協働を通して、積極的に国際フィジビリティ・スタディを実施し、国内、国際共同研究の土台作りを行う。それにより施設運用開始後、直ちに“国際競争力を強化した産学連携”を展開する。
これらの学術研究は、次世代放射光施設を活用した卓越した産学連携や絶えず新しい研究分野を創成し、それを先取りした人材育成をスパイラルアップしながら進めることによる「イノベーション・エコシステム」の確立に繋がるものである。
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